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さらなる高みを目指すために

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秀直です。

前日のウィッチズロックスーパーボートトリップを興奮のまま眠りにつき、ハイライトは続く。
コスタリカ入りしてから滞在していたリベリアを離れエステリージョオエステに来ている。
このあたりは気候、海ともに暖かいとか暑いとかという表現よりも限りなく「ぬるい」が最適な場所だ。
持参したトロピカルのサーフワックスが海の中で溶けるほどの「ぬるさ」。
エステリージョオエステのサーフィンについてはまた後述したい。

さてそのエステリージョから車で約4時間の道のりをかけて私達は世界一のコーヒーの街Santa Maria DOTAへと向かった。
Cafe de Marメンバーの強い希望と向上心がここを目指すことを決意させたと言ってもいいだろう。

世界最高峰のコーヒーが育つ土地とはどんな場所でどんな地形をしてどんな人達が住んでいてどんな空気が流れているのだろうと初めての来訪となるいくみ、あきらは興味とドキドキが止まらない。
私と直人は2度目ということもあり予備知識が多少あり、だからこそさらに学びを得ることとなった。

標高1800mを越える山々に囲まれ、その山肌にはコーヒーの樹々がびっしりと育っている。
昼夜の気温差に加え、この高さが上空の雲を捉え霧を発生させる。
その霧がコーヒー豆をオブラートのように包み込み大切なその命を守り育んでいる。

私達は道中前も見えないほどの霧に遭遇し、気温34度から一気に18度まで降下する山道を乗り越えた。
やや空気が薄くなり、鼓膜にGがかかるのを感じる。
急こう配な山道は途中で止まれば発車も困難なほどのクラッチ操作の技術が必要だ。
ドライバーの私もこの山だけは極度の緊張に襲われるほどだ。
そして辿り着いたDOTA。
山頂付近から眺めていると大袈裟でなく天空の街と言いたくなる。

早速DOTA中のコーヒー農園から収穫された豆が集まり、世界各地へと発送される工場に寄ってみた。

そこで目にしたものとは。

Voy a Yokohamaの文字が書かれた大きな麻袋。
そう、長い航海を経て日本に辿り着くコーヒー豆の現地がここにあった。
鳥肌が立つような感動が4人の身体を突き抜けたのは言うまでもない。

DOTAでの素晴らしい体験はこの後も続く。

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